ネットワーク構築
LAN(Local Area Network)
LANとは
- LAN(Local Area Network)とは複数のPCを接続したコンピュータネットワークのことをいいます。
最近では、企業はもちろん個人でも複数のPCを所有しているのも珍しくありません。
複数のPCをネットワークによってつなぎ資源共有する技術の事です。
家庭内に2台以上のPCを所有している個人ユーザーが「家庭内LAN」を構築している例も少なくありません。
LANを構築することによりスタンドアローン利用にはない数々のメリットを引き出すことができます
LAN導入のメリット
- インターネット接続環境は.急激に変わりつつ有ります。
一昔 家庭では.電話回線によるダイアルアップ接続が主流でしたが.
今やプローバンド インフラの整備により.各家庭でも超高速・低料金のサービスが
提供されつつあります。その中でLAN構築によるインターネット環境の共有による
メリットは.計り知れない物が有ります。
- LAN構築の1番のメリットは、データやファイルの共有、
またスピーディな転送が可能になることです。
従来ならばファイルの受け渡しにはフロッピーディスクを使うことが
一般的でしたが、最近では文書が1枚のフロッピーに
収まらないことも多くなってきました。
また、異なるPCで同一データを使用するには
元データをコピーし、やはりフロッピーなどで渡すしかありません。
その手間だけでも非効率的なことがわかります。
また、それだけではなくデータは通常常に更新されます。
間違って新しいデータを追加したりすると
非効率以前に業務上のミスとなってしまいます
ミスを防ぐためにコピーを許さなければ、
データはそれが記憶された1台のPCでしか使えず、
「必要なデータを、必要なときに、必要な場所で」
という情報化のメリットは
なきに等しいものとなってしまいます。
ネットワーク化による「情報の共有」が、
システムの情報化のメリットを
最大限に引き出すためには必要不可欠となってきます。
- 小規模企業で複数台のPCをスタンドアローン使用している場合、
プリンターをどのPCに接続するか迷うことが多いと思われます。
プリンターがフル稼働するような特殊な業務は除いて、
通常はPCが4〜5台あってもプリンターは1台で間に合います
また、複写帳票を印刷するドットインパクトプリンター、
通常のレーザープリンター・カラープリンターを
使い分ける場合も多いと思います。
これがスタンドアローンで使用されていると、
目的のプリンターが接続されたPCまで
データをフロッピーディスクで持ち運ぶしか方法はありません。
デザイン関係の職場などでは大量のデータをやり取りする際に、
通信では時間がかかりすぎるため、
MOやZipなどの大容量外部記憶メディアを用いて
データのやり取りをしなければなりません。
それらのドライブを台数分購入することは極めて非効率的です。
ネットワークを導入すると、あるPCに接続された周辺機器を、
他のPCから自由に使用できます。
小規模ネットワークならMOやZipドライブは1台あれば十分で、
プリンタも必要最小限の台数ですみます。
ピア・ツー・ピア一昔前まではパソコンの買い替えは文字通り、
古いPCを新しいPCに置き換えることでしたが、
大容量のハードディスクが当然になってきた最近のPCでは、
捨てるPCの大量のデータを新しいPCへ移し替えるには
大変な作業が必要となってきます。
CPUがPentium以前のようなマシンは別として、
Windows95が稼動するレベルのPCならば
まずネットワーク接続をして、データの転送を行い、
その後プリンタを接続すれば、プリントアウトの作業は
その古いPCに任せてしまい、
新しいPCの負担を減らすことにより、
より効率よくマシンが稼動することになります
LANの基礎
ピア・ツー・ピア接続
- Windows95やWindows98のもつネットワーク機能を
そのまま利用して構成されているLAN。
この構成ではそれぞれのPCは対等に扱われます。
SOHOやごく小規模の企業で、使用するPCが
数台しかない場合はこれで十分といえます。
あるPCに接続されているハードディスクやプリンタを
共有資源としてLAN上に開放していれば、
それはどのPCからも利用可能になります。
この型のLANは導入や追加が簡単なので、
最初は2〜3台で始めたLANがあっという間に
10台以上になることも珍しくありません。
しかしこのような自然発生的なLANでは、
PCの台数が多くなるにつれてさまざまな問題が発生してきます。
というのも、「台数が増えるにしたがって障害が起こる可能性が高い」
という弱点があるからです。
例えば、ファイルの転送中に転送先のPC使用者が
電源を落とすことも考えられますし、
また無秩序に使っていて同じ名前のファイルが
LAN上に散らばってしまうといった問題も起こりがちです。
このような障害を防ぐには、特定のPCにファイルやプリンタなどの
共有資源を集中させるといった方法が有効です。
これがクライアント・サーバ型のLANの基本的な考え方です。
クライアント・サーバー接続
- クライアント・サーバシステムとは、個々のPC(クライアント)とは別に
クライアントの要求を処理するサーバと呼ばれる
コンピューターを使用したものです。
サーバは通常無人で24時間稼動させておくことになります。
小規模なLANでは、ネットワークを管理するサーバが1台ですが
規模が大きくなるとデータベースを管理するサーバなどの
用途に応じたサーバマシンが必要とされます。
また、ピア・ツー・ピアでは、Windows95/98の
基本ネットワーク機能を使用しネットワークを構築しましたが
クライアント・サーバ型では、ネットワークOSという
ソフトウェアが必要になります。
NOSでは、現在WindowsNTとUNIX系の
2つが主流となっています。
社内ネットワークなど安定性が重視されるケースでは
必須となります。クライアントとは違いサーバに障害が
発生するとLAN全体に影響が及ぶからです。
また、LAN内のセキュリティ保護もNOSが必要とされる重要な理由の1つで
ユーザーIDとパスワードによって利用者の確認を行い
それに応じて資源保護やアクセス制限を行うことができます。
例えば、社内ネットワークで
「利用者ごとにアクセスできる情報を制限したい」
といった要求は、頻繁におこります。
プロジェクトに関連しているメンバーにだけファイルを公開したり
一般の社員と管理職でアクセスできるデータの範囲を区別する
といった使い方もNOSなら可能です。
LANの構築
- LANの構成はPCやプリンタの台数、LANを敷設する部屋や建物
そして使い方や利用者のレベルなど
全く同じLANは2つと存在しません。
そこでネットワーク構築の基礎を紹介いたします。
まず、ネットワークの構築をする場合に重要なのはLANの配線です。
基本的な配線スタイルとしては
ハブを中心にツイストペアケーブルを使って
PCをスター型に配線するのが一般的です。
しかし、小規模なうちはハブ1台で十分ですがPCの台数が多いときや
離れている場所にPCが固まっているケースでは
ハブに集線してからハブ同士を接続する必要がでてきます
多くのLANでは、イーサネットという規格を基にネットワークを構成しています。イーサネットでは、データをパケットと呼ばれる小さな単位に
分割して転送します。データを分割することで
一度に送るデータの量や時間を短くし
ネットワークを複数のPCで同時に利用できるようにします。
ただし厳密にいうと1つのLANの単位(セグメント)では同時に1つの
パケットしか送れないという制限があります。
イーサネット(10BASE-T)での通信速度は10Mbps、最近ではその10倍の通信速度(100Mbps)をもつファーストイーサネット
(100BASE-TX)も一般的に使われるようになりました。
これからLANを新たに構築するなら初めからファーストイーサネット
で計画する方がいいでしょう。
しかし、通信速度が10倍になったことでさまざまな問題も起こります。
ハブ同士の接続条件が厳しくなったり、また既存のルーターや
プリントサーバーのように10BASE-Tしかサポートしていない機器を
ネットワーク内に混在させなくてはいけないケースも起こります。
そこで、うまくLANを構築するためにはハブの種類や特徴を知ることが重要になってきます。
ハブには大きく分けて「ダムハブ」「デュアルスピードハブ」「スイッチングハブ」の3種類があります。
最も基本的な「ダムハブ」は、価格も安く導入も簡単なのですがそのままでは10BASE-Tと100BASE-TXを混在させることはできません。
その点「デュアルスピードハブ」を使うと、簡単に混在環境を構築できます。「スイッチングハブ」は高価なハブですが、それにはちゃんと理由があります。これはLAN全体の性能をアップさせるための
ハブなのです。
イーサネットでは、パケット毎にデータを分割するのは前に説明していますが、実際には複数のPCから同時にパケットを送信することもあります。これをパケットの衝突(コリジョン)といいコリジョンが発生すると
正しくデータを送ることができません。LANに接続する台数が
多くなると「何か遅くなった」と感じるのは
このコリジョンの発生が原因です。
「スイッチングハブ」では、パケットの送受信を自動的に学習して
特定のポートにだけパケットを送ることでコリジョンの発生を
抑えることができるうえサーバなどが接続されている
負荷が集中しやすいポートを効率よく利用できます。
ハブ同士を接続する方法には「カスケード接続」「スタック接続」
の2種類があります。
「カスケード接続」ではハブ同士をツイストペアケーブルによって接続します。ハブの中には同軸ケーブルを使う10BASE2のコネクタを持っている製品もありますが、できれば使わないほうがいいでしょう。
なぜなら10BASE2はあっても100BASE2はないからです。
将来、ファーストイーサネットに切り替えるのであればハブを取り替えるのは簡単でも配線工事をやり直すのは大変です。
また、ハブを無制限に「カスケード接続」することはできません。なぜならコリジョンを検出するために10BASE-Tでは4段以下100BASE-Tでは2段以下という決まりがあるからです。
「スタック接続」では複数のハブを積み上げ(スタック)全体を1台のハブとして認識します。コリジョン条件の緩和などの接続するPCの台数が多い場合には便利ですが
「スタック接続」に対応した製品を使う必要があります